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13ターン
橘川 鐘(きっかわ しょう)
私は橘川鐘、とある夢の街に小さな城を持つ城主だ。
「はい、ベルの魔法のステッキだよ〜」
「わあ、ありがとう!
えへへ、私しょうらいは美少女戦士になって悪い奴たくさんやっつけるんだ!」
玩具の魔法のステッキを持ち、笑顔で走り去っていく少女を見ながら
どうかずっとその純粋な心を持ち続けて欲しいと願う。
玩具屋『ネバーランド』、ここが私の城。
子ども、いや、何も子供に限った事ではない、大きいお友達でもいい。
私は玩具を買いに来てくれた人の笑顔を見るのが大好きだ。
―― ここは、閉ざされた街。童話に魅入られた者達の集まる夢の街。
その割に物騒な事件は多いが、何も矛盾する事ではない。
夢の集まる場所では、夢を貪り喰らう悪もまた蔓延る。
客がはけて暇になったので、新聞を読む。
「スリ多発か……夢食い《ナイトメア》め。
この街に私がいる限り、お前の好きなようにはさせない!」
暴力沙汰に窃盗は日常茶飯事、この街では非行が横行している。
私は、人々を非行に走らせる強大な黒幕を自らの脳内で設定し、それを夢食い《ナイトメア》と名付けた。
戦闘美少女としてはその方が気分が盛り上がるからである。
むさ苦しいメタボのおっさんが何を言っているんだって?
「おっ、見回りの時間だ」
私は店の表に外出中の張り紙をし、店の裏手に回って、"飛び立つ"。
ただし先程までの只のおっさんの姿では無く、二対四枚の翼がある美少女の姿だ。
妖精美少女『ベル』、これが私の真の姿。なぜなら私は純粋な乙女の心を持っているからである。
忘れがちだが、オトメンは若きイケメンでないといけないという決まりは特にないのだ。
さて、今日もまた一つ強大な悪の陰謀を阻止するとしよう。
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