トップスレターン

40ターン

姫郡 久実(ひめごおり くみ)



【Link:状況説明 37ターン】

しばらく周囲の様子を伺って、久実は感想をもらした。
「生活感は…ありますね。ある程度の家事はされている、と…」
施設では、日頃から交代制で年長の子たちも家事や育児を
手伝っている。「隔離」される子供たちの数も増えてきているし、
先生たちだけでは手に負えない部分も多いのだ。
そこでの(あるいは実家での、それまでの)経験から…久実はそう
結論づけていた。

【Link:佐川 琴里 38ターン】

おまけに姫姉ちゃんの簡単かつ的確な紹介まですませちゃいました

本当にもう、この子は。
人をバーサーカーかトリガーハッピー(いや、銃なんて手にした経験も
今のところは無いが)みたいに言うの…いい加減にして欲しい。
群がる敵をバッサバッサと刀の錆にしていく娯楽時代劇…祖父の影響で
大好きなのは今も変わらないが…それでもこの年頃になればそれらが
ファンタジーであることくらい、分かって楽しんでいるのだから。

院長先生なんかあたしらが悪さすると
『幽霊長屋に閉じ込めてしまいますよ!』って決め台詞


児童施設の院長先生…とても優しく、身体も心も大きな人。
この街に放り込まれて以降、久実の最大の恩人である。
院長先生が『BOOK』の力を見せることは滅多にないが…
多分それは、地上最大の哺乳類の凄まじいパワーだろう。
ひとりぼっちのニートな巨獣。一念発起して様々な職に挑戦しては失敗し、
しょんぼりを繰り返しながら最後にめぐり合った適職…それは
「ひとりぼっちの子供たちが集まる、ようちえんのせんせい」。
不器用ながら心優しき大きなゾウ、その名は…。

それはとても眠たげな声だった

「…お琴、あんたまた昨夜、こっそり夜更かししてゲームしてたね?
今夜はお姉ちゃんの横で寝なさい。見張ってるから」

小声で背後にささやきながらも、周囲に対する目配りは緩めない。
今のところ、何の物音も気配もしないようだが…。

そういえば、大河原さん付きのボディガードさん達はどうしたのかな、
いてくれればある程度は頼りになるのに…そんなこともチラと脳裏を
よぎるが、そうこうするうちに最奥の部屋が待っていた。


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