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33ターン
大河原万次郎(おおかわら まんじろう)
【Link:佐川 琴里 27ターン】
>「貴方のことはこれ以降、若殿と呼ばせて頂く。」
急に態度を変えた女児に、流石の私も驚いたが
万札を小姓に渡すと早速ス・イーツを注文する。
この「小栗・今が旬のアラモード」なんていいだろう。
女児の連れだろう。いささか汚れた衣服を着た女と
やや歳をとった男がやって来た。
「ん?君は何処かで見たような。見てないような、いや見たような。」
男の方はどこかで見たことがありそうだが、思い出せないので
無理には思い出さない。
しかし、気にはなる。なんだかこういう感覚は気持ちが悪いものだ。
>「……私、詩乃守 優と言います。あの、よろしくお願います」
女の挨拶に、私はテーブルに足を投げ放ち光り輝く笑みを浮かべる。
これが大河原万次郎の、大菩薩スマイルである。
「あぁ、宜しく頼むよ。さぁ、腹を満たすがいい。」
食事の途中、スリの話を耳にし私は少しばかり気になった。
庶民の間では、金銭や金品等を相手から無理やり奪い取る行為をそう
呼ぶらしい。
「ほぅ、スリとは面白い。そんなに他人の物を強奪する遊びが流行っているのか。
いずれそのスリをする庶民にも会ってみたいぞ。」
私はスリの公式スポンサーになろうかなと思いながら
小栗を口に入れた。
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